VisualStudio2013でVSTOのインストーラーを作成

VSTOを使って、Outlook拡張機能(アドイン)を作って公開しようとしてますが、やっぱかっこいいインストーラーを作りたい!

しかし問題が

  1. VisualStudio2013からSetupプロジェクトがInstallShieldに変わった
  2. 通常のアプリケーションのインストーラーの作成はよく説明があるけどVSTOは少ない(InstallShieldでの説明は発見できず)

悩んでたのですが、案外簡単でした。
InstallShieldの使い方とかは下の説明が一番わかりやすかったです。

【VisualStudio】InstallShield Limited Editionを用いたインストーラの作成 | Developers.IO

拡張機能(アドイン)のインストールに必要な項目のみです。

手順

今回、インストーラー作成する拡張機能(アドイン)のプロジェクト名は”OutlookAttachedTool”です。作成されるDLLなどはプロジェクト名と同じに指定いています。

また、Ionic.Zip.dllの参照を追加しています。

1. アプリケーションファイルの追加
f:id:orzmakoto:20150215184821p:plain
ここで追加するファイルは、参照しているDLLによって異なりますが、必須なものは以下のファイル
赤字の箇所は環境に合わせて変更してください。

Ionic.Zip.dll
OutlookAttachedTool.dll
OutlookAttachedTool.dll.manifest
OutlookAttachedTool.vsto

2. レジストリ情報の追加
f:id:orzmakoto:20150215185134p:plain
ここが一番大事!
拡張機能(アドイン)をOutlookに登録します。
赤字の箇所は環境に合わせて変更してください。

  • 追加するキー

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\Addins\OutlookAttachedTool

  • 追加する値

Description:OutlookAttachedTool
FriendlyName:OutlookAttachedTool
LoadBehavior:3
Manifest:[INSTALLDIR]OutlookAttachedTool.vsto

番外編

今回は、自分の作ったOutlook用の拡張機能(アドイン)のインストーラー作りたかったのでOutlook拡張機能(アドイン)インストーラーを作成しましたが、同様にWordとかExcel拡張機能(アドイン)を作成する場合には、レジストリキーの登録する場所を変えるだけです。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Excel\Addins\

  • Word

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Word\Addins\

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\PowerPoint\Addins\