VSTOを使って、Outlookの拡張機能(アドイン)を作って公開しようとしてますが、やっぱかっこいいインストーラーを作りたい!
しかし問題が
- VisualStudio2013からSetupプロジェクトがInstallShieldに変わった
- 通常のアプリケーションのインストーラーの作成はよく説明があるけどVSTOは少ない(InstallShieldでの説明は発見できず)
悩んでたのですが、案外簡単でした。
InstallShieldの使い方とかは下の説明が一番わかりやすかったです。
【VisualStudio】InstallShield Limited Editionを用いたインストーラの作成 | Developers.IO
拡張機能(アドイン)のインストールに必要な項目のみです。
手順
今回、インストーラー作成する拡張機能(アドイン)のプロジェクト名は”OutlookAttachedTool”です。作成されるDLLなどはプロジェクト名と同じに指定いています。
また、Ionic.Zip.dllの参照を追加しています。
1. アプリケーションファイルの追加
ここで追加するファイルは、参照しているDLLによって異なりますが、必須なものは以下のファイル
赤字の箇所は環境に合わせて変更してください。
Ionic.Zip.dll
OutlookAttachedTool.dll
OutlookAttachedTool.dll.manifest
OutlookAttachedTool.vsto
2. レジストリ情報の追加
ここが一番大事!
拡張機能(アドイン)をOutlookに登録します。
赤字の箇所は環境に合わせて変更してください。
- 追加するキー
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\Addins\OutlookAttachedTool
- 追加する値
Description:OutlookAttachedTool
FriendlyName:OutlookAttachedTool
LoadBehavior:3
Manifest:[INSTALLDIR]OutlookAttachedTool.vsto
番外編
今回は、自分の作ったOutlook用の拡張機能(アドイン)のインストーラー作りたかったのでOutlookの拡張機能(アドイン)インストーラーを作成しましたが、同様にWordとかExcelの拡張機能(アドイン)を作成する場合には、レジストリキーの登録する場所を変えるだけです。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Excel\Addins\
- Word
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Word\Addins\
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\PowerPoint\Addins\